ライターとして活動していると、記事のリサーチから構成、執筆、修正に至るまで、時間のかかる工程が山のようにあります。
「もっと効率よく書けたら……」
「毎回の開業作業がめんどくさい……」
そんな悩みを抱えている方にこそ、今日お伝えする内容を知っていただきたい。
テーマは「AIを使った最新ライティング時短術」です。
まず大前提としてお伝えしたいのは、
「AIに全部任せようとしない」こと。
これは以前の投稿でもお話ししましたが、
今のAIは、まだ「人間の代わりに全てをやってくれる」ほど万能ではありません。
でも、「一部の作業だけ」を任せることで、AIはめちゃくちゃ強力なパートナーになります。
改行作業はAIに任せて“秒”で終わらせる
YouTubeのシナリオや、ナレーション原稿などをスプレッドシートで作成する場合、
「1セルに入れる文字数は21文字以内で2行まで」といった指定があることが多いです。
これ、地味にめちゃくちゃ面倒なんですよね。
1行ずつ手で調整していたら、あっという間に時間が溶けていきます。
僕自身も昔は手作業でやっていたんですが、
今はAIにこう指示するだけです。
「このシナリオを1行21文字以内、1セル2行以内で自動的に改行してください。自然な文節でお願いします。」
これだけで、ものの数秒で改行処理が完了します。
自然な文節で綺麗に改行してくれるので、あとから修正する必要もほとんどありません。
ClaudeでもChatGPTでも行えますが、
自然な文節での改行が得意なのはChatGPTの方ですね。
ただ、上記のプロンプトだけだと、ChatGPTは改行するごとに文末に半角スペースを2つ入れてしまうので、
「コードブロック形式で、出力してください」という指示を入れておくと、
コピペしやすい形で出してくれるのでオススメです!

これだけで、毎回の改行作業にかかっていた数十分が丸ごと浮きます。
キーワードの角度をAIに変えてもらう
文章を書くためのリサーチをする際、「30代 副業 おすすめ」など、思いついたキーワードで検索していませんか?
でもこれ、他の記事と同じ情報しか出てこないという落とし穴があります。
大事なのは、リサーチの角度を変えること。
例えばこんなふうにAIに頼んでみてください。
「30代向けの副業について書こうと思っているけど、『30代 副業 おすすめ』で検索すると同じような記事ばかり出てきます。
他の角度や切り口で検索するためのキーワードをいくつか出してください。」
するとAIは、
「未経験 副業」
「30代主婦向け 在宅ワーク」
「スキル不要 副業」など、
想像していなかったキーワード候補をズラッと出してくれます。
このひと手間で、差別化された記事が書けるようになるし、
なにより、自分では思いつかないリサーチの扉が開くんです。
曖昧な「ターゲット像」をAIで明確にする
シナリオや記事を書いていると、ふと迷うことがあります。
「この文章、誰に向けて書いてるんだっけ?」
「読者の悩みって、ちゃんと掴めてるかな?」
そういうときにもAIが頼りになります。
例えば、
「30代の副業に関する記事を書こうと思っています。
この記事を読む人がどんな悩みを持っているのか、年齢・性別・生活背景などを含めて教えてください。」
このように頼むと、AIはターゲット像をかなり具体的に出してくれます。
しかも、
「もう少し具体的に」「100人に1人の悩みに絞って」と追加すると、
よりピンポイントなペルソナが得られます。
この作業を最初にやっておくことで、最後までブレない記事が書けるようになるんです。
「誰に向けて書くか」が明確になると、文章の説得力が一段階上がりますよ。
書いた文章の「ブラッシュアップ」をAIに頼む
AIの強みは、何かを“ゼロから作る”ことだけじゃありません。
むしろ、完成した文章を「より良くする」ことにこそ力を発揮します。
例えば、あなたが書いたシナリオや記事に対して、
「よくクライアントからこういう修正が入る」とわかっている場合は、
その修正指示をAIに一緒に渡してみてください。
そして、
「この原稿に対して、過去にこういう指摘がよくありました。
それを踏まえてブラッシュアップしてください。」
このように指示すると、まるでディレクターのように的確に修正してくれるんです。
本当に、「うわ、そう直されるよね……」って悔しくなるぐらい的確ですよ…笑。
プロットを「綺麗に整える」
複数のサイトを参考にリサーチした情報。
そのままプロットに貼り付けると、結構読みにくいですよね。
自分だけが見る分には問題ないかもしれませんが、
クライアントに共有するときや、後から見返すときに地味に困ります。
ここでもAIが便利です。
「このリサーチ内容を、見やすく階層構造に整理してください。」
こう頼むだけで、
見出し付き、箇条書き付きの綺麗な情報リストに仕上げてくれます。
絶対に必須の作業ではありませんが、
数十秒で情報の見やすさが変わるのでオススメな使い方ですよ!
AIは“共に働くパートナー”
ここまで紹介してきたように、AIはすべての作業を丸投げする道具ではありません。
でも、「自分が苦手な部分」や「時間がかかる部分」だけを頼ることで、
ライティングの生産性を大きく上げることができるのです。
改めて今回お伝えした内容をまとめると…
- 手間のかかる改行作業を任せる
- 別のキーワードを考えてもらう
- 曖昧だった読者像を明確にしてもらう
- 面倒な修正指示をしてもらう
- 読みにくいプロットの整理整頓
ぜひあなたも、今日紹介したどれか1つで構いません。
「AIに頼ってみる」一歩を踏み出してみてください。
きっと、ライティングがもっと楽しく、もっとラクになるはずです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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