「フリーランスで稼いでいくには、やっぱ特別なスキルがいるんでしょ?」
先日、会社員の友人からこんな質問を受けました。
確かに、フリーランスは何か特別なスキルや経歴がないとやっていけないと思われがちです。
ですが、僕の答えは明確でした。
「それが…スキルよりもマインドの方がずっと大事なんよな。」
スキルは後回しでいい
「スキルよりもマインドが重要」
僕のこの答えに、その友人は少し驚いた表情を浮かべ、
「マインドって、気の持ちようとかそういうこと?」と聞かれましたが、そうではないんです。
ここでいう“マインド”とは、
- 自分で考え、動く力
- 限界を決めずにチャレンジする姿勢
- 言い訳を手放して前に進む覚悟
といった、“稼ぐための思考の習慣”のこと。
これまで出会ってきた、しっかりと収入を得ているフリーランスの方々は、例外なくこのマインドを持っていました。
逆に、スキルはあるのに思うように成果が出ていない方々は、このマインドが足りていないんです。
たとえば、こんな言葉を言っているフリーランスは多いですよね。
- 「今の案件で手一杯なので、新しい仕事は無理です」
- 「自分にはまだそのレベルの仕事はできないと思います」
- 「納期に間に合うか不安なので、やめておきます」
このように、“やらない理由”ばかり探してしまう思考では、どれだけスキルがあってもフリーランスとして成長するのは難しいんです。
いい案件を前にしても動けないフリーランスが多すぎるワケ
僕は普段、YouTube台本のライティング案件などをライターさんに紹介することがあります。
もちろん、自信を持ってオススメできると感じた好条件の案件を厳選して紹介しているのですが、実際に反応があるのは10人中2〜3人ほど。
案件の内容には不満がないはずなのに、なぜ応募しないのか?
聞いてみると、こんな答えが返ってくることが多いんです。
「今受けている案件で手一杯なので、これ以上は難しいです。」と…。
確かに、一見すると真っ当な理由に聞こえるかもしれません。
でも、これは本当に“時間が足りない”状態なのでしょうか?
僕はそうじゃないと思います。
なぜなら、その方の目標は「もっと稼ぐこと」だったはずだからです。
より多く収入を得たいと考えているのであれば、収入につながるチャンスを優先するのが自然なはずです。
にもかかわらず、「手一杯だから」という理由でそのチャンスを見送ってしまう。
この思考の根底にあるのが、「現状のままでしか動けない」という、限界を自分で作ってしまうマインドです。
僕もかつては同じように考えていました。
「今の案件で精一杯なのに、これ以上引き受けたら質が落ちるかもしれない」
「納期に間に合わなかったら迷惑をかけてしまう」。
そんなふうに、“やれない理由”ばかりを考えていたのです。
でも、この考え方こそが、成長を止めてしまう最大の原因でした。
案件を断ること自体が悪いわけではありません。
しかし、本音では「もっと稼ぎたい」と思っているのに、頭のどこかで「自分には無理だ」とブレーキをかけてしまっている。
これではいつまでも現状維持から抜け出せません。
自分で自分に「これ以上は無理」という天井を作ってしまう。
この思考こそが、フリーランスにとって最も大きな“敵”なんです。
僕自身が直面した「今は無理」のマインドセット
ここまで読んで、「そうは言っても本当に手が回らない時ってあるじゃん」と思われたかもしれません。
実際、昔の僕もまさにそう感じていました。
ライターとして独立して間もない頃、僕はいただいた案件に全力で取り組んでいました。
毎日納期と戦いながら、やっとの思いで仕事をこなしていた時期です。
そんなある日、信頼している先輩フリーランスの方から、非常に条件のいい案件を紹介されました。
でもその時の私は、真っ先にこう思ったのです。
「今の案件で精一杯だし、これ以上は無理です。」
せっかくのチャンスなのに、僕はその場で断ろうとしていました。
しかし、先輩から返ってきた言葉が、その時の僕の価値観を大きく揺さぶりました。
「それじゃ、いつまで経っても稼げないよ。」
「でも…受けても納期に間に合わないかもしれないし、質が下がってクライアントに迷惑をかけたら…」
そう食い下がる僕に、先輩はこう言いました。
「受けたら間に合わせる。それがプロじゃない?」
この言葉には正直、最初はどうなんだ?と感じました。
「無理をして質が下がる方がプロ意識が低いんじゃないか?」と。
でも、僕は同時にこうも思ったんです。
「確かに今のままじゃ、いつまでもこのままかもしれない…。」
悩んだ末、僕はその案件を引き受けることにしました。
今思えば、あれが本当の意味で“マインドチェンジ”のきっかけだったと思います。
もちろん、最初の数日は地獄のように忙しくなりました。
頭の中は「やっぱり無理だったんじゃ…」という不安でいっぱい。
でも、ある瞬間から不思議なことが起きました。
「間に合わなかったらどうしよう」ではなく、
「どうやったら間に合うか」を必死に考えるようになったんです。
すると、
- 作業効率を上げる方法
- 無駄な工程を削るアイデア
- 書く前の構成にもっと時間をかける工夫
そんな考えが次々に浮かんできました。
このとき、明確に脳のモードが切り替わったのを覚えています。
そして気づけば、当初の想定よりもスムーズに案件を終えることができていたんです。
むしろ「今までなんでこんなに時間がかかっていたんだ?」と思うほどの変化でした。
このとき僕は、身をもって理解しました。
「できない」のではなく、「やらない」と決めていただけだった、と。
スキルが急激に上がったわけでも、時間が増えたわけでもありません。
ただ、自分の中の“限界”という思い込みを壊すことで、行動が変わったんです。
この経験から学んだのは、「限界を破るマインド」がなければ、スキルを活かす機会すら得られないということ。
そして、「無理だ」と思っていることは、実際にやってみたら意外となんとかなるということです。
マインドが変わると行動が変わり、結果も変わる
あのとき、勇気を出して案件を「受けてしまった」ことで、僕は一つの大きな壁を超えることができました。
それは単なる仕事の量やスケジュール管理の話じゃありません。
「どうすればやり切れるか」を必死で考えた結果、僕は“新しい自分”に出会うことになったんです。
これまでの僕は、限界ギリギリの状況に追い込まれたとき、自然とブレーキをかけていました。
「余裕がない」「無理しすぎたら続かない」と、もっともらしい理由を並べて、自分の限界を守ろうとしていたんですね。
でも、あの時は違いました。
すでに「受ける」と決めてしまっていたからです。
だからこそ、僕の思考は一変しました。
- 「どうやったら間に合うか?」
- 「今までのやり方以外に効率的な方法はないか?」
- 「もっと自分を活かせる働き方って何だろう?」
こうした問いが自然と湧いてくるようになったのです。
そして驚いたことに、その数日間で僕は、
- 作業スピードを上げる
- 優先順位のつけ方を変える
- 集中できる時間帯を意識してスケジューリングする
といった“新しいスキル”を手に入れていました。
いや、正確には、もともと持っていた能力の「使い方」を変えただけかもしれません。
ですが、それが仕事の質にもスピードにも直結していたんです。
ここで重要なのは、スキルや経験が増えたから成長したのではなく、「マインド」が変わったから成長できたということ。
実際、あの1週間で僕のスキルが劇的に上がったわけではありません。
でも、以前の僕なら絶対にこなせなかったであろう仕事量を、しっかりとやり遂げることができたんです。
この経験を通して僕は確信しました。
稼げるフリーランスは、最初からスキルが高いのではなく、
限界を超えた決断をできるマインドを持っている人たちなのだと。
一方で、いつまでも「やれない理由」を探しているうちは、現状から抜け出すことはできません。
これは、会社員マインドが抜けきっていない状態とも言えます。
- 決められた仕事だけをこなす
- 指示がなければ動けない
- やらない理由を探す
こうした思考が残っていると、フリーランスという環境ではなかなか稼げるようになりません。
なぜなら、フリーランスは「自分の選択と行動がすべてを決める」働き方だから。
もちろん、無理をしすぎて心身を壊してしまっては本末転倒です。
でも、「まだやれるかもしれない」と一歩踏み出すこと。
その小さな勇気が、未来を大きく変えてくれることもあるんです。
稼げるマインドを習得するには?
ここまで読み進めてくださった方の中には、こんなふうに感じている方もいらっしゃるかもしれません。
「でも結局、そのマインドって才能なんじゃないの?自分には無理かも…」
確かに、僕もかつてはそう思っていました。
でも、結論から言うと、稼げるマインドは“後天的に身につけることができます”。
実際、僕自身がそうだったからです。
では、どうすればそのマインドを習得できるのか?
ここでは、今すぐ実践できる具体的なステップを3つご紹介します。
ステップ1:まず「受けてみる」──行動を先にする
多くの人は、「できるようになってからやろう」と考えがちです。
でも実際には、「やる」と決めて行動を始めるからこそ、できるようになっていくのです。
これはまさに僕自身の体験でもあり、何人ものフリーランス仲間を見ていて確信したことでもあります。
案件を受けてしまえば、あとは“やるしかない”状態になります。
すると脳は「どうやったら乗り越えられるか?」を勝手に探し始めるのです。
まずは、思い切って一歩踏み出すこと。
スキルも経験も、その後からついてきます。
ステップ2:コンフォートゾーンを抜ける意識を持つ
人は、今いる環境(コンフォートゾーン)に居続けることに安心感を覚えます。
ですが、その安心の中にいても成長は起きません。
むしろ「現状維持」は「緩やかな下降」につながることもあります。
たとえば、1日5時間働いて月5万円稼げているとしましょう。
そこで満足してしまえば、それ以上の成果は永遠に手に入りません。
そこから「もうちょっと負荷をかけてみよう」「あと1件チャレンジしてみよう」と思えるかどうかが、次のステージに進めるかどうかの分かれ道です。
少しずつで構いません。
毎日、ほんの少しだけ“居心地の悪い場所”に身を置いてみる。
それが習慣になれば、あなたの可能性は自然と広がっていきます。
ステップ3:言い訳より「どうすれば」を考える習慣を持つ
やらない理由は、探せばいくらでも見つかります。
- 時間がない
- 経験が足りない
- 今のクライアントを優先したい
でも、そこに留まり続ける限り、結果は変わりません。
「どうすれば間に合うか?」「どこを効率化できるか?」「どうすれば迷惑をかけずに済むか?」といった、
“解決のための問い”を自分に投げかけることが大切です。
思考の焦点が変われば、行動も変わります。
そして行動が変われば、現実も変わっていくのです。
ここで、あなたに問いかけたいことがあります。
「今、あなたにブレーキをかけているのは、”できない理由”じゃないですか?」
「できない」と思っていることの中に、あなたが本当に求めているチャンスが眠っているかもしれません。
ぜひ今日から、小さな一歩を踏み出してみてください。
マインドが変われば、行動が変わります。
行動が変われば、必ずあなたの未来も変わっていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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